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「米人」富田行博さん
IMG_3875.jpg

前回は精米10手間と題して
富田米穀店さんのこれまでの取り組みと
なかなか知られないお米の乾燥をご紹介しました。

今回は稲作のお話です。

富田米穀店さんでは
ご家族で稲の栽培もされています。

私が学校で習ったり
文献を読んだりしていた知識では
お米というのは「収量」が重要であって
いかにたくさんのお米を作るのかというのが
重視されてきました。
これは戦後の食糧事情もあってだと思います。
先代の米作りも収量というのを重視されていたそうです。

富田さんが継がれてから
その米作りの方向性が変わりました。
農業の本を何十冊も購入し
稲が良く育つためにはどうしたらよいのか
猛勉強をされたそうです。

富田さんのお米作りの哲学は
お客様に「おいしいお米です!」と
胸を張れるお米を作る事です。

一般的な手法は
「作業効率をいかに良くするか」というのが主眼にあるそうですが
富田さんは
「強い稲を作るためにはどうするか」というのが主眼にあるそうです。

種蒔きの段階からその違いが出てきます。
苗の栽培方法もまるで違うし
田植えで植えた苗の密度もまるで違う。
普通の田んぼと比較すると
植えた時の見栄えが一目瞭然だそうで
これはまた田植えの時期に取材に行って
みようかと思います。

そして使う肥料も化学肥料を最小限に抑えて
甘やかす事なく、稲の持つ「育つ力」「生きる力」で
土からの栄養素摂る力を引き出すことによって
強い稲を作ることできる。

富田さんの稲は
茎の太さが他とはまるで違います。
煙草くらいの太さになるそうです。
一般的なコシヒカリの稲は寝ることが多いそうで
そういう光景というのを私もたくさん見たことがあります。
富田さんの稲は
田植えをする時の密度が薄いので
太い茎ができるのと同時に
稲が四方八方に広がるようになるので
(富田さん曰く西城秀樹のYMCAのY)
稲が寝ることが少なくなります。

このように
富田さんのお米はこのように相当な手間をかけて作られています。

富田さんは毎年「米・食味分析鑑定コンクール 国際大会」に
栽培したお米を出品されています。
これは食味やアミロースなど
一定の基準を満たさなければ一次審査を通過できないのですが
今年初めて一次審査を通過されました。
ちなみに、食味に優れたお米というのは
どうしても山間地のような寒暖差の大きいところの方が
高く出ることが多いそうで
食味鑑定士協会のグットファーマー認定を受けているのは
鳥取県ではいずれも奥大山の中山間地です。
もちろん淀江には美味しい水や水の温度管理においては利点はあるものの
寒暖差が狭いというハンデがある中での
一次審査通過ということでこれまでの米作りの方向性が
正しかったことを証明されました。

そして、自ら作ったお米に「富田米」と命名しました。

これは自らの名前を冠することによって
そのお米の出来に責任を持つことができる
決意の表れであるとおっしゃっておられました。


富田さんのインタビューの中で一番多く出てきたフレーズが
「お客様のために」という言葉でした。
インタビュー後の帰り道にふと思い出したのが
For the Customers」という言葉でした。
スーパーダイエー創業者中内功が提唱した社訓で
消費者のために良い物をより安くという
ことを意味する当時の社会情勢を反映した言葉でした。

富田さんからは
消費者の方に安全でおいしい物を提供して
みなさんの笑顔を見ること。
こういった意味の「For the Customers」ではないかと思います。

またお米作りが始まる頃に
取材に伺います。
取材に協力いただいた富田さん、ありがとうございました。

今回取材させていただいた
富田米穀店さんのお問い合せ先は
〒689-3402
鳥取県淀江町淀江219
電話・FAX 0859-56-2105
メールアドレス tomiyan-ecorice@sea.chukai.ne.jp

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米子市観光案内所

Author:米子市観光案内所
鳥取県の西の端、山陰の玄関の米子駅にある米子市観光案内所です。旬な観光情報はもちろん、観光地や歴史など米子の情報をお届けします!

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