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淀江歴史散策の旅後編です。

3回シリーズの最後は
上淀白鳳の丘展示館とその周辺。

上淀白鳳の丘展示館は
淀江町の宇田川地区にあり
周辺の出土物を展示しています。

前回の妻木晩田遺跡に勝るとも劣らない
歴史的大発見がありました。

これからその説明に入りますが
知っているという方は
先に進んでいただければと思います。

1991年。
昔ここには大きなお寺があったらしいという
伝説に近い伝承があったこの地を
淀江町教育委員会が発掘作業を行いました。
5月15日に淀江町教育委員会が会見を行い
淀江町上淀で日本最古の仏教壁画出土という発表を行いました。
この時上淀に臨時電話が設置されて
マスコミが日本全国に打電したというエピソードもあります。

これの何が歴史的大発見なのか?

この壁画が彩色壁画であり、現存する仏教壁画としては
日本最古の奈良・法隆寺壁画と並ぶ
第一級であったということです。

当時、彩色の仏教壁画は国家的事業であり
法隆寺クラスの寺院にしか存在しておらず
上淀廃寺はその法隆寺に匹敵する寺院であった
可能性が非常に高いということが証明されたのです。

そして発掘を進めていった結果
とてつもない寺院であったことがわかったのです。

法隆寺も他の寺院も通常は一塔一金堂です。
(一塔三金堂や二塔一金堂も存在しますが)
しかし、この寺院が三塔一金堂の形態をとっていたのです。
実際建てられたのは二塔でしたがもう一塔は心礎だけありました。
つまり、現状わかっている範囲では
この寺が名だたる寺院に並ぶ
日本最大級であった可能性があるということなのです。
しかもこの淀江の地でです。

こうなると当時は日本の表玄関であった
環日本海の出雲、荒神谷、加茂岩倉と
無数の歴史的発見を線で結んだ場合に
ここには日本の歴史上に残る一大勢力があったのではないか?
もしかしたらここが日本の中心地あったのではないか?

そのような可能性を感じさせる
大発見あったというわけです。


というお話をした上で
上淀白鳳の丘展示館には

ここの出土物が多数展示してあります。
この上淀廃寺は1000年前に消失したと言われていますが
実はその焼けた時に
焼け方が保存に適した状態に焼けたので
壁画や仏像の足がそのままの形で残ったのではないかと
言われています。
その歴史の息吹を感じることができるわけです。

で、ここで予定外のことが。
副館長の長谷川さんから
「岩屋古墳行ってきなさいよ。懐中電灯貸してあげるから」
というありがたいご提案をいただきまして
岩屋古墳に行ってきました。

岩屋古墳は前方後円墳の古墳で
中には石室があるのですが
この石室というのが非常に特異な形態なのです。
普通石室はいくつかの石を積んで作るのですが
岩屋古墳は1つの石から作られているのです。

1つの石ということは3つの問題点があります。
1・・・それだけの大きさの石が必要である
2・・・それを運ぶだけの人数が必要(しかもここは山)
3・・・削り取るだけの時間と人員と用具が必要

これらをクリアするということは
ここに大変強い豪族がいた可能性があることを
示唆することになるわけです。
それは前述の上淀廃寺とリンクしていると考えるのが
自然ではないかと思います。

そして、上淀廃寺にも行ってきました。
IMG_3256_20151103145948822.jpg

こういうところに昔は一大勢力の豪族が
いたと考えると凄い事ですよね。

そして、近くの白鳳の里にも行きました。
ここはお土産、喫茶店、食堂があります。
どんぐりを軸にしていて
どんぐりうどんやどんぐりアイスクリームなどが
名物です。

IMG_3258.jpg


あと前編でちらっと触れましたが
この淀江は名水の街です。
その名水を使った豆腐は本当においしいんですよ!
あと隠れた人気物ですが
その豆腐を作った際に出るおからも非常に良質なんだそうです。

で、ここから
ふたたびどんぐりバスに乗り
どんぐり村に行き
そこから大山からのバスに乗り
米子駅に戻りました。

帰ってきたのは15時45分。

淀江歴史散策は1日がかりですが
非常にたくさんの発見があるのです。

観光客の皆さまも
米子市の方も
この淀江の魅力を発見する旅をされてはいかがでしょうか。

プロフィール

米子市観光案内所

Author:米子市観光案内所
鳥取県の西の端、山陰の玄関の米子駅にある米子市観光案内所です。旬な観光情報はもちろん、観光地や歴史など米子の情報をお届けします!

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